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- [2014年01月21日12:11] タネガシマ英雄伝説
- Posted by ＥＣＨＩＧＯＹＡ 横浜店
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今回は、私が専攻？している日本の中世と深い関わりがある商品をご紹介します。
K.T.W.製★タネガシマ（エアコッキング）です。
初期の鉄砲の形態のひとつである種子島火縄銃。
先込め式で、黒色火薬を使用する。 火縄銃は、15世紀前半にヨーロッパで発明され、特にドイツにおいて発展した。
マッチロック式銃と分類されるこれらの小火器の発射構造は、バネ仕掛けに火縄を挟んで保持しておき、
発射時には火縄に火をつけ、引き金を引いてバネ仕掛けを作動させ、発射薬に点火するものであった。(※Wikipediaより引用)
KTWがモデルにしたのは「能当流」です。砲術家の流派ではなく、造る側の流儀です。「能(よく)当(あたる)」。
これは命中精度と品質に秀でた評価を受けた国友鉄砲鍛冶の造り方の伝統です。
外見は普通のタネガシマですが、その造りは能当流に習いました。
そしてKTW初、全パーツ金属削り出しで製造した作品でもあります。
全長：1,323mm
重量：2,200g
装弾数：77発
機構：アンダーレバー式エアーコッキング
材質：真鍮(外装部)・鉄(内部)・アルミ(銃身部)
銃床：ブナ材・オイル仕上げ
付属品：火縄
と、ここまでが前回のご紹介。英雄伝説、いきまーす！
タネガシマと言えば、火縄銃。火縄銃と言えば、誰もが思い付くのが〔織田信長〕。
成金で手にした三千丁の火縄銃で、最強伝説の甲斐武田騎馬軍団を馬もろとも「お逝きなさい」したのは有名ですね。
この事だけ聞くとまるで信長だけが火縄銃の恩恵を受けている様に思えます。が、
実はその信長自身、火縄銃にとても苦しめられており、事実、狙撃されて負傷します。
あの魔王に手傷を負わす名誉勲章ものの結果を出した男の名は、僧兵スナイパー〔杉谷善住坊（スギタニ・ゼンジュウボウ）〕。
信長は狙撃された傷がよほど痛かったのか、のちに捕縛した杉谷さんをなかなか死ねないノコギリ引きの刑で「10倍返し」。
そんな半沢信長を更に苦しめたのが、買い求めるのではなく自分たちで作っちゃう事で、
織田軍よりも多くの火縄銃保有を可能にした紀州の鉄砲集団、雑賀氏。ピーク時には一万丁にも及んだとか。
そしてその火力集団を率いるのは、射撃のカリスマ〔雑賀孫市（サイカ・マゴイチ）〕こと〔鈴木重秀（スズキ・シゲヒデ）〕。
呼び方に関してはまぁ、〔シャア・アズナブル〕こと〔キャスバル・レム・ダイクン〕みたいなもんです、はい。
で、この鈴木さん、前出の杉谷さんを〔シモ・ヘイヘ〕とすればこちらは〔エルヴィン・ロンメル〕。
鉄砲、と聞けば現代でいう歩兵の常備兵器の様に思われがちですが、
戦国時代当時、火縄銃の使われ方としては開戦と同時にいきなりぶっ放す戦車の位置付けにあたります。（司馬遼太郎談）
つまり、鉄砲集団＝戦車大隊。そしてその指揮官が〔砂漠の狐〕よろしく〔戦場の八咫烏〕とあだ名された彼、鈴木さんなんですねー。
結果から言いますと、一万の火縄銃に対抗すべく信長は十万人もの兵力を投入、紀州全土で激戦を繰り広げますが
勝敗を決する事なく、無念の本能寺ファイヤー。その後、信長の意志を継いだ秀吉によってやっと鈴木さんを降伏させるに至ります。
ちなみに鈴木さんの率いた珠玉の鉄砲集団はそのまま秀吉軍に吸収され、天下統一の大戦で活躍してゆくのです。
と、ここまでは、信長に敵対した火縄銃を駆使する英雄の話。
裏を返せば、織田軍にも〔橋下一巴（ハシモトイッパ）〕という、言うなれば〔ヴァシリ・ザイツェフ〕ともいうべき凄腕スナイパーが・・・・
えー、途中ではありますが時間いっぱいとなりましたので今回のタネガシマ英雄伝説はここまでといたします。
今回ご紹介した3名に関して気になる方には以下↓の小説をどうぞ！あっ、K.T.W.のタネガシマをよろしくお願いしまーす！
￥105,315-
からドウゾ！ヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉ
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